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浮気っ娘。純情

好奇心旺盛が故に、多数に適当に湧いてしまう。ジャニーズ/ハロープロジェクト/プロ野球/英語

カッコイイ引き際とは -黒田博樹引退セレモニーを見て、道重さゆみを思い出す-

先週11月5日、広島市内の平和大通りでは午前からカープの優勝パレードがあり、12時過ぎからは優勝報告会なるものがマツダスタジアムで開かれました。人混みに行くのが恐怖だったので*1、全てテレビ中継で視聴しました。NHKと民放4局全て、パレードと報告会が放送された日でした。異常だよね、どのチャンネルつけても全く同じ映像とか、災害時並。

 

 

優勝報告会では、先月引退を表明された黒田博樹投手の引退セレモニーが。終始笑顔だった黒田投手が、グラウンドを去る前に見せた背中、見る度に胸に熱いものがこみ上げてきました。

 

http://www.sankei.com/photo/images/news/161105/jnl1611050001-p19.jpg

この日「世界一のカープファン」と語ってくれた黒田投手。映画か何かかな

 

黒田投手本人も「出来すぎ」と言ってしまうほど最高の引き際。
この時、私は別分野のレジェンドの顔が、ふと浮かびました。モーニング娘。で8代目リーダーを務めた道重さゆみです。

 

http://nobinobi-kodomo.com/wp-content/uploads/2014/09/michishigesan_is_also_beautiful_today.jpg

 

可愛さはピカイチの彼女だったが、娘。加入当初から歌が苦手で、なかなかソロパートを貰えない辛い時期が長くありました。元々性格は根暗で、芸能活動を始める前はダンゴムシが友達だったと言ってしまうほど。そんな彼女ですが、加入して10年になるときリーダーに任命され、在籍日数4329日という歴代最長を記録するほどまでモーニング娘。に人生を捧げました。

 

卒業発表した地元凱旋公演で、さゆがファンに向けたメッセージ。

 道重「2年くらい前から卒業のことは意識してました。(中略)れいなが卒業して、古いメンバーが私しかいなくなって初めてツアーを終えたとき。あのタイミングで、本当にみんな(=後輩)が頼もしくなったなぁって、マジでそう思いました。」

(2014/04/29 モーニング娘。'14コンサートツアー春@周南市文化会館)

 

そして、卒業共演でのスピーチ。 

道重「(リーダーなってから)心が折れそうなときもありました。だけど、そんなときもファンの皆さんが大きな愛で支えてくださいましたね。さゆみのファンの人達は、晴れの日も、雨の日も、大雪でも、台風が来ても、嵐が来たって、さゆみに会いに来てくれた。全力で応援してくれた。勇気くれた。パワーくれた。優しさもくれましたね。そして、愛をくれた。みんなに出会えて良かったです。(中略)

さゆみの後輩たちは今までで一番の後輩たちだと思います

(2014/11/26 道重さゆみ卒業公演@横浜アリーナ) 

 

ファンへの感謝の気持ち、後輩の成長への喜びが、そこには見えました。

 

年齢*2こそ高かったものの、見た目の美しさやアイドルとしてのパフォーマンスは全く衰えているように見えませんでした。まだまだ現役で通用するし、再びハロプロが脚光を浴び始めた頃。それでも、「可愛いままで卒業したい」「後輩に任せても大丈夫だ」と言い残し、ステージを後にしました。

 

 

実際のさゆは、もしかしたら満身創痍だったのかもしれません。というのも、横アリでの卒業公演中盤で彼女は脚がつったのです。途中で靴をヒールから運動靴に履き替えてのパフォーマンス、さらには卒業セレモニー時には自力で立つのが困難になり、何度か中断してしまうこともありました。あぁ、ボロボロになるまでモーニング娘。に全てを捧げてくれたんだな、もう悔いはないだろうな。ライブビューイングを見ながら私はそう感じました。

 

 

 

で、黒田投手の話題に戻ります。

 

最初からエリート街道を歩いていたわけではなく、高校では三番手投手。それでもカープではエースとしてチームを支え、アメリカのメジャーリーグでも変わらず安定した投球を見せ、日米通算203勝という大記録を打ち立てました。日米通算で200勝を超えたのは野茂英雄さん以来だとか。


現役最後の登板となったのは、10月25日札幌ドームでの日本シリーズ第3戦です。引退だから…という記念登板ではなく、普通にローテの一角としての役割を最後まで果たしてくれました。そして彼も、6回途中に大谷選手を打ち取ったところで脚がつり、勝ち投手の権利を持って降板しました*3。大舞台で、次世代にバトンを渡したのでした。

 

そして彼も、後輩の成長を嬉しそうに見守る発言がありました。6月中旬から始まったチームの連勝が続いているときのこと。

 

変化するナイン、若手の意識。黒田は「頼もしい」後輩の姿に、確かな手応えを感じ取っている。

黒田「昨年とは全くチームの雰囲気が違う。練習も前向きにやっているように感じる。本当に頼もしいですね」(2016/06/28)

黒田、連勝バトンつなぐぞ!/カープ/野球/デイリースポーツ online

 

 

黒田博樹道重さゆみの間に見えてきたもの。
①最初から脚光を浴びていたわけではないが、時間をかけて実力者の地位に立つ
②自分の力が落ちきる前に身を引く*4
③一方で後輩の成長に尽力し、仲間の力を信頼している
④支えてくれる人(=スタッフ、ファンetc.)への感謝を決して忘れない
そんな姿勢です。これが完全なる正解の生き方というではないですが、私も仕事をする上で参考にしたい引き際だなぁと感じました。

 

 

おそらく、次に同様の引き際が見られるとしたら、来年6月での芸能界引退を発表したカントリーガールズの嗣永桃子ちゃんだと見てます。彼女もまた、後輩が頼もしくなったという言葉を残しています。ももちの引き際を、この目でしっかり焼き付けたいですね。でもその前に、残り8ヵ月を大切に過ごしていきましょ♪

 

 

麻衣流。

*1:実際、パレードに集まったのは31万人。ちなみに、今年東京で行われたリオ五輪メダリスト銀座パレードに集まったのが約80万人。みんなパレード見るの好きっすね…

*2:卒業時のさゆは25歳

*3:その後逆転され、試合結果は日ハムのサヨナラ勝ちに

*4:黒田投手は先発投手として完投できない自分に歯がゆさを感じていた、と引退会見で語ってます